2016年1月20日水曜日

リスク・リワード率について

投資を検討するときは何を基準にしますか?
儲ける夢を見て、損することへのリスクを忘れていませんか?

気持ちに左右されないように、判断する為の数値の一つとしてリスク・リワード率を説明いたします。
リスク・リワード率は:損可能金額 対 益可能金額です。
(注意:数学的では 損額 / 益額 つまり小さい数字の方がいい投資です。ただ、一般的には 1 / (損額 / 益額) と言う数字がリスク・リワード率として名乗られています)。

株式の場合で例をみましょう:

XYZ社の株の価格は100円です。
いろいろ調べたところ、6か月後には120円になる可能性があります。つまりプラス20円です。
では、このプラスを手にするためには、どこまでリスクを取れますか?
100円までのリスクだとリスク・リワード率は1/5(0.2) になります。
良い投資とは言えません。

しかし、投資するときはストップロスも決めなければなりません(いくらまでの損なら背負えますか?)。
たとえば今回場合は10円までの損でストップロスを決めるとしたら リスク・リワード率は2になります。これなら悪くないです。
(ちなみに、主なトレーダーは2以上の率でトレードします。)
つまり、リターンに合ったストップロスを決めるのが大事です。

そこで、気持ちに左右されずにきちんとストップロスがきたらポジションを切ることです。

なお、成績が上がれば、再度リスク・リワード率を計算し、ストップロスの設定も変えた方が良いです。
または、目標を達成した場合は利益確定も大事です。
ファンドの場合は株とはいくつか違う点があります。
まず違うところは、好きな価格で売ることができません。解約ができるのは設定された解約日のみで、だいたい月一回がほとんどです。
ということは、株のようにリスク・リワード率で投資の判断は難しい。なぜならばストップロスをリターンの半分には決めることは必ずしも正しい判断ではないのです。
では、ファンドの場合、ストップロスはどう決めればいいですか?
これについては次回のブログで